音大を出ていなくてもピアノ講師になれる?→なれます
今回は「音大を出ていないピアノ講師」について記事にしていきます。
まず結論として「音大を出ていなくてもピアノ講師になれますか」と言う質問には「問題なくなれる」ということです。
実際のところ、ピアノを教えることに資格が必要ないため音大を出ていなくてもピアノ講師になることができます。
カワイやヤマハは「グレード」という民間資格のようなものがあって、該当教室の講師になるためには必須ですが個人で教えていく分には全く必要ありません。
ピアノ講師としてみてもらえない場合もある
音大を出ていなくてもピアノの先生になることは可能ですが、それ相当の知識は必要となります。
個人的にはカワイのピアノグレード6級程度は取得することをおすすめします。
(カワイでは講師のスタートラインです)
人によって価値観が違いますのでお客さん(生徒さん)が「音大出てる先生がいい」と思えば、先生候補から外されてしまいます。
そのためピアノ講師として働いていく上で不利ではあると思います。
ピアノを教える、ということはピアノが弾けるだけではなく楽典であったりソルフェージュであったり音楽の知識も重要です。それ相当の知識がなければ、ピアノ講師への道はやめておいた方が無難だと思います。
人柄もとても重要
ピアノの先生は何も学校の先生ではありませんので、嫌になれば生徒が離れていってしまうだけですよね。
ピアノの先生と生徒や保護者の関係性も、レッスンしていく上でとても大切です。
ちゃんとした保護者様であればまず「ピアノの先生」として敬ってくれます。
が、そこを勘違いして上から目線にならないように注意するべきです。
下手に出過ぎる必要はありませんし「生徒・保護者<ピアノ講師」という認識で構いません。
しかし礼儀は絶対に忘れないこと、生徒にとっては「上の立場である、大人である」というだけで恐怖の対象になってしまうこともあります。
そこのところを理解した上で優しさを向けてあげると、生徒・保護者とのコミュニケーションが円滑に進みます。
私の場合はピアノやピアノレッスンが生徒にとって癒しとなってもらいたいので、もちろん上手になるようなレッスンをしながら歌を歌ったり、生徒の好きな曲を取り入れて楽しんでもらうようにしています。
子供の扱いが上手い人はピアノ講師に向いている
学校の先生をしていた人、保育士や幼稚園の先生をしていた人など教育関係の方も重宝されますね。
ピアノ講師は小さなお子さんと向き合うことが多くなりますので、子供が大好き!と思える人はピアノ講師にも向いています。
私自身、子供は好きですが、特別に大好き!というわけではありません。
しかし生徒さんに対しては我が子のような気持ちで接しています。
それが生徒に伝わるのか生徒さんの方からも「大好き!」と言ってもらえます。
このように生徒さんを我が子のように接することができるような人にはピアノ講師は向いていると思います。
まとめ
音大を出ていなくてもピアノ講師になれるが、音大卒講師と張り合わなければならないので同等の知識量は必要。
しかし、人柄や教育経験など音大卒の人にはない強みがある人はそこを活かせる。
ピアノレッスンでは生徒や保護者とのコミュニケーションが本質となってくる。
この記事がお役に立てれば幸いです。